あしたの保育2026年4月
2026/3/31
あしたの保育
年主題聖句 「主があなたと共におられる。」 ルカによる福音書1章28節
-新学期のスタートに-
園長 藤崎義宣
「祝福あれ、主の御名によって来る人に。わたしたちは主の家からあなたたちを祝福する。」 詩編118:26
こひつじ幼稚園に春がきました。園の草花、桜の花もお友だちが来てくれるのを待っていました。新しい小さなお友だちも元気に入園してきました。にぎやかになります。ぶどう組から進級したひよこ組、そしてつくし組、すずらん組のお友だちたちも、新しい学年、新しいクラス、新しい担任の先生になり、新しい気持ちで1年をスタートしましょう。暖かくなったお庭でいっぱい遊びこんで元気に育っていってほしいと思います。
人間には人生のそれぞれの時期にするべき課題や段階がありますが、幼児期の大切な仕事は遊びに集中することです。いのちの感覚、からだを通して命の力を感じる、生き物としての自分を十分に感じて自分の身体になじみ、身体を使っていろんなことに挑戦をし、世界を知っていく、遊びの中にはそうやって自分と世界を知っていく仕事が含まれています。目に見える世界と目に見えない世界の豊かさに目が開かれていきます。目に見える世界は自分の目を通して入ってくる世界です。目に見えない世界は、自分が感じ味わうことでその存在と大切さを知っていく世界です。そして目に見えない世界で子どもたちは創造力をやしない、抽象的な世界を組み立てていきます。
子どもたちは遊びを通して、五感と感性、情緒を発達させ、意欲、意志の力を強め、驚いたり、興味や関心をもち、ものごとを知って理解し、イメージやファンタジーを動かして、創造力を培います。いっぱい遊びこむことで体と心を養います。そして生きていることの喜びと面白さ、素晴らしさと魅力を感じること、これが子どもの個性や人格、特徴や魅力をつくっていく源となり、心を揺さぶる何かに出会う機会になっていきます。
「最初は小さく、やがて大きく」という言葉がありますが、人間は最初から二本の足で歩けたわけではありません。ハイハイをしていた赤ちゃんは、何度も失敗をしながら自分の足で立つようになり、転びながらもバランスをうまくとって歩き始めます。同じように子どもたちも最初からうまく何でもできるわけではありません。失敗しながらも、できるようになったことを一緒に喜んであげる。喜ぶことで、大人も子どもから感動をもらい、心を動かして新しいエネルギーが生まれてきます。子どもが何かをしてできたことを当たり前だと思わずに、子どもが何かをやって初めてできたことに感動を覚えると、世界はもっと楽しく、充実していきます。子どもたちの「生きる力・育つ力」を信頼してあげてください。
入園したばかりの小さな子どもたちにとって毎朝幼稚園に登園し、集団生活をすることは、大きなチャレンジです。それは新鮮な体験であり、未知なる世界へのチャレンジです。
新しく幼稚園の生活をスタートさせるために、ごあいさつを大切にしましょう。ごあいさつは、人と人の心の扉を開くいのちの言葉です。人と人をつなぐ言葉が豊かで健全な関係を生み出し、世界と社会が培われていきます。今年度も、子どもも大人もいっしょに幼稚園生活を楽しんでください。神様の祝福がいっぱいありますように。




