未就園児プログラム

あしたの保育

12月

年間主題
聖句「私は道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」
ヨハネによる福音書14章4~6節


「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。」
ルカによる福音書1章47節

園長 藤崎 義宣

「秋の実りに感謝して」

10月11月の秋の行事が終わり、いよいよ冬の到来、一年中でもっとも夜の長い時期、そして子どもたちが待っているイエス様のお誕生のクリスマスが訪れてきます。クリスマスは、アドベント(待降節)から始まります。キリスト教主義学校などでは、クリスマスツリーの灯をともす点灯式をおこなうところもあり、この時から4週間後にクリスマスがやってきます。アドベントは待降節と訳されているように、待つ期間です。

本当に大切なこと、本当に意味のあることは、自分のほうから求めていくのではなく、向こうからやってきます。クリスマス、イエス様のお誕生も、向こうからこちらに近づいてきます。人間は、いつも「自分が、自分が」と自分を中心に考えますが、クリスマスは逆で、暗闇の中で輝く救い主としての光が、向こうから自分のほうに向かってやってきます。それを、希望を持ちながら待ち続けるのがアドベントです。アドベントの中で、子どもたちはクリスマスの準備をします。クリスマスの飾りを作り、クリスマスの讃美歌を練習し、ページェントの役づくりをします。

これから一年中でも一番夜の時間が長い時期に入っていきますが、闇の中に輝く光が一番美しい時でもあります。寒さが光を引き立てます。一番深い闇の時を通して、少しずつ昼の時間が長くなり始め、新年を迎えます。新月もそうで、月の満ち欠けの中でまったく月が見えなくなってしまう新月は月が闇に覆われてしまう時ですが、その時から月は少しずつ姿を現し始め、やがて満月となります。新しい月の光の誕生の時です。

この世界が闇と苦しみに覆われ、人が救いと希望を真剣に求め始める時から救い主の赤ちゃんがこの世界に誕生し、成長を始めます。子どもたちは、この赤ちゃんをイエス様、救い主としてお祝いします。お家の中でも、この赤ちゃんイエス様をおぼえて、子どもたちと一緒にお祝いしてください。良いクリスマスがお家にやってきますように。
希望と平和の夢が、実現しますように。

今月の保育内容

年主題
さあ、漕ぎだそう 奏でよう

●年長(すずらん)月主題:共に喜ぶ

保育内容 今月の歌
☆ クリスマス・ページェントをクラスの友だちと協力して作り上げる。一人ひとりが役を演じ、イエス様の誕生日について、みている人へ伝える。
☆ 友だちと考えを出し合いながら、遊びをすすめ、繰り返す事を楽しむ。相手の言葉に耳を傾け、思いに寄り添うことで、お互いの良いところを知り、認め合う。
☆ 寒さに負けず、元気に体を動かして遊ぶ。

・おほしがひかる
・クリスマスはあのね
・Little Snowflake

●年中(つくし)月主題:共に喜ぶ

保育内容 今月の歌
☆ クリスマスの話を聞いたり、歌を歌ったりしてクリスマスを 楽しみに待ち、イエス様のお誕生をお祝いする。
☆ 友だちと一緒に遊ぶ中で、自分の思いを言葉で伝えながら、相手の思いにも気付こうとする。
☆ 季節の変化を感じ、寒さに負けず戸外でのびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ。


・おほしがひかる
・うれしいうれしいクリスマス
・赤鼻のトナカイ
・ジングルベル

●年少(ひよこ)月主題:共に喜ぶ

保育内容 今月の歌
☆ クリスマスを楽しみに待つ。
・クリスマスがイエス様の誕生日であることを知る。
・クリスマスの讃美歌を歌ったり、絵本を読んだりする。
☆ 友だちと楽しく遊ぶ中で、それぞれに気持ちがあることを感じ、自分の気持ちを伝えようとする。
☆ 季節の変化を感じ、冬の訪れを感じながら遊ぶ。
・おほしがひかる
・うれしいうれしいクリスマス
・赤鼻のトナカイ
・ジングルベル

●満3歳(ぶどう)月主題:わくわくするね

保育内容 今月の歌
☆ クリスマスの雰囲気を感じ、イエスさまのお誕生を祝う
☆ 友だちや保育者と遊びを通じてたくさんやり取りをする
☆ 冬の訪れを感じて遊ぶ

・おほしがひかる
・ささげもの
・ジングルベル
・赤鼻のトナカイ