年間主題
聖句「私は道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」
ヨハネによる福音書14章4~6節
「大いなる光を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。」
詩編136編7節
園長 藤崎 義宣
「秋の大地と風」
10月は、運動会とおいもほり遠足と、幼稚園にとって大きな行事が続きました。運動会では、大森第七中学校の広いグラウンドで、普段の遊びの中で練習してきた演目を力いっぱい演技してくれました。
すずらん組のみんなで力を合わせた組体操、つくし組の息の合った多彩な技のバルーン、ひよこ組の素敵なダンス、おうち の方と一緒のかわいいぶどう組のダンス。一緒に忍者になって頑張った親子競技に、保護者代表の感動的なスピーチ。みんなで秋の一日をゆっくり楽しむことができました。みんなでいっしょにたくさん楽しむと、一人一人の中に生きる力とこころを動 かす感動の力が養われます。このエネルギーで二学期の終わりまで、毎日を充実させていきたいと思います。ぜひ子どもたち の育つ力を応援してください。
そして、畑の中で眠っているお芋を手を使って掘るおいもほり遠足。大地に触れ、自然の中に流れる空気を感じ、直接吸い 込む体験をしました。それらの体験を通し、秋の実りを感じる時、子どもたちの中に何かが目覚めます。いのちの不思議、いのちの豊かさ、生きている感覚。みんなつながり、生かされていると感じ、自分を超える高いものがあって、良いものはみんなそ こからきていると直感する。土の中からお芋といっしょに出てくる虫にも命が宿っていることを知ってほしいと思います。土に触れ、自分でお芋を掘り起こし、お家の方がつくってくださったお弁当をおいしく食べ、みんなよい顔になりました。
その週の水曜日には、畑で取れたお芋を園庭で焼いて、みんなでおいしく食べました。みんなで焼きたてホカホカのお芋をほおばり、2回も3回もお代わりをしたお友だちもいました。自分たちが掘ったおいもをいっしょに食べる。秋の実りはこうし て子どもたちの心と体を作っていく大切ないのちの糧となります。こうして、この世界と命をつくってくださった神様を食を通して知り感謝をする機会となります。
11月は、秋の深まりとともに、遊びを通して日々の保育が充実し、子どもたちが心も体も大きく育っていく時です。色々な体験をしてほしいと思います。子どもたちの心の世界、身体を大きく育てていきましょう。子どもたちの感覚、感性、好奇心、やさしさや共感する心、決断力や判断力、感動し集中し、工夫し表現する力、考え話し合い、挑戦をし、ものごとを創り出してい く力を引き出し、育てましょう。子どもたちは育つ力と共に、柔軟に物事を受け入れていく力をもっています。
11月の日曜日の朝礼拝では子どもたちを祝福する子ども祝福礼拝、秋の実りを感謝する水曜日のお礼拝が予定されています。やがてやってくるクリスマスへ向けての準備も始まります。子どもたちと一緒に、大人も心の世界、より大きく高いもの を目指す魂を養いましょう。世界は豊かさと魅力に満ちています。
| 保育内容 | 今月の歌 |
|---|---|
| ☆ 様々な素材に触れ、試したり工夫したりして、イメージしたものやアイディアを 実現する楽しさを感じる ☆ 友だちと共通の目的に向かって遊ぶ中で、友達の良さに気づく ☆ 収穫感謝の礼拝を通して、秋の恵みを神様に感謝する ☆ クリスマスの話しを聞き、少しずつ理解を深めながら楽しみに待つ |
・ともだちになるために ・クリスマスページェントのうた |
| 保育内容 | 今月の歌 |
|---|---|
| ☆ 礼拝や行事、生活を通して秋の恵みを知り、神様に感謝する ☆ 自分の気持ちを伝えたり、友だちの思いを聞いたりして、ともに楽しむ時間を 重ね、折り合いをつけることも経験する ☆ 秋の自然を感じて色づいた葉や木の実を遊びに取り入れる |
・宇宙人のテレパシー ・しまうまグルグル ・クリスマスの歌 |
| 保育内容 | 今月の歌 |
|---|---|
| ☆ 同じ場にいる友だちと、一緒にあそぶ楽しさを味わう ・あそびの場やあそびに必要なものを自分で作り、使う楽しさを味わう ☆ 庭の木々やまわりの自然から秋の深まりを感じ、秋の収穫を神様に感謝する ・自然物を見つけたり触れたりしながら、遊びの中に生かそうとする |
・山の音楽家 ・どんぐりころころ |
| 保育内容 | 今月の歌 |
|---|---|
| ☆ 秋の深まりを感じ、遊びに取り入れてみる ・あそびの場やあそびに必要なものを自分で作り、使う楽しさを味わう ☆ 自分の思いを、お友だち・保育者に自分なりに伝えることを喜びに感じる ☆ 自分なりに表現したり、作ったりすることをじっくりと楽しむ |
・おててをあらって ・おかえりのうた |