年間主題
聖句「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らされました。」
エフェソの信徒への手紙2章17節
「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。」
創世記9章13節
園長 藤崎 義宣
雨降りのあとで
ゆっくりと過ごされたゴールデンウイーク、お天気に恵まれ楽しかった多摩川台公園の親子遠足も終わり、1学期も後半に入りました。けっこう緊張して頑張ってきた年少さんたちも、緊張が解けてきて自然体で遊びにチャレンジできるようになってきました。これからゆっくりじっくり、幼稚園生活に親しんでいってほしいと思います。
新緑がまぶしかった5月も終わり、いよいよ梅雨の始まりの6月になりました。年少組さんは、毎日、園庭で砂場遊びや泥んこ遊びに夢中です。どんどん遊ぶことがじょうずになってきています。
年中組さんも年長組さんも、遊びが活発になって来て、これからの展開が楽しみです。聖書のお話の理解も深まってきました。静かに座って聞くことができるようになると、心の世界、知的な世界が活性化され、知的な世界、精神的な世界、情緒的な世界がどんどん成長していきます。小学校に入っても、社会人になっていっても、知的な世界、精神的な世界への関心は、これからの変化の大きい時代を生きていく上にますます大切な財産になっていくに違いないと思います。AIの時代に入っても、それを使い、技術の力によって人間が行き残り幸せをきづいていくのは人間の魅力と主体性です。
雨降りの時には、外で自由に遊べない分、お部屋の中で子どもたちと心の世界、情感の世界を味わい、養ってください。生きることの豊かさや深さを知っていく機会になります。童話や絵本は、大人の心も養いますし、子どもたちも大人と一緒にイメージやファンタジーの世界を楽しむのがとても好きです。スマホやパソコンの単なる情報だけではなく、語り継がれ愛され続けて来られた物語や小説などによって、深い知恵や英知を知る機会としてください。
子どもたちはそれぞれの速さで成長していきます。ゆっくりの子もいれば、早い子もいます。どちらがすぐれているということではなく、それぞれが自分に必要な速さや遅さをもっています。特に、心や人格が育っていくためには時間が必要です。雨降りの日にはゆっくりと時間の流れに身を浸しましょう。リラックスをして子どもと過ごしましょう。
雨降りのあと、空にかかる虹が出たら、聖書のノアの箱舟の物語を思い出してください。どんなに大変なことが起こってもこの世界は神様に造られ、祝福をされている世界。空にかかる虹は、この世界と神様の世界を結ぶ懸け橋。この世界を滅ぼさないという神様のお約束。
日曜日には、教会の礼拝に子どもたちと一緒に出てください。平安と祝福がそこにはあります。
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 友だちや保育者と楽しく過ごす中で、少しずつ年長組になった喜びを実感しはじめる。 ☆ 心地良い環境の中で、のびのびと落ち着いて過ごす。 ・自分の思いや考えを伝えようとし、喜びを感じる。 ☆ 朝顔の世話を毎日する中で、その生長や変化に興味を持つ。 |
・ふしぎなかぜが ・ヤンチャリカ ・にじ |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 好きな遊びをくり返し楽しみ、深める。 ・いろいろな友だちと関わり、人間関係を広げる。 ☆ 友だちと共通したイメージを持ちながら、作ることや遊ぶことを楽しむ。 ☆ マトとラディッシュの成長に興味・関心を持つ。 |
・ふしぎなかぜが ・あめふりくまのこ ・イップニップジャンプ |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 友達がすることに興味を持ち、一緒に遊んだり過ごすことを楽しむ。 ・遊びの中で、簡単な言葉のやりとりをする。 ☆ いろいろな素材に触れ、楽しみ方を知る。 ☆ 自分の身の回りのことをしようとする。 |
・ふしぎなかぜが ・ぼくのミックスジュース ・バナナのおやこ |