年間主題
聖句「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らされました。」
エフェソの信徒への手紙2章17節
「『子供たちをわたしのところに来させなさい。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこにはいることはできない』」
ルカによる福音書18章16,17節
園長 藤崎 義宣
「生きていく力」
それぞれに思い出に残る夏休みを過ごされたことと思います。今年の夏は、歴史に残る過酷な暑さの夏となりました。この夏の暑さを耐えて、新しい学期に向かう子どもたちの力を頼もしく思います。長期の天気予報では、9月10月も暑さが続くようですが、暑さに配慮しながら、恵みの秋をゆっくり味わい、保育を深めていきたいと思います。
地球規模の気候変動のなかにあります。またコロナ禍によっておこった世界的な変化も現実のものであり、コロナ以前の状態には自然に戻るわけではありません。私たちはすでに歴史的な大きな変化の中にいるというのが事実であるようです。
このような変化の中にあっても、家族を守り育てるというのは人間として大切なことですし、幸せと福祉の源はここにかかっています。何のために働くか、何のために生きるか、人間として幸せと喜びをどのように考え、味わっていくのか、これまで当たり前のように思ってきた考え方と価値観を見直し、本物を見出していく時が来たようです。
大人も子どもも、真実と守るべきものを受け入れ誠実に生きていく備えをしていきましょう。そのようにして2学期を迎えていくと、日々の生活、保育、子供たちの成長と変化がいままでと違って見えてくることもあるでしょう。
子どもたちは大人以上に柔軟に物事の変化を受け入れ、工夫しながら自分のものにしていきます。子どもが大人よりも生命力と環境に適応する力が強いのはそのためです。また、子どもは大人よりも自然に親しみ観察する能力を本能的にもっています。それは生物としての人間の基本的な生き抜く力です。
子どもたちのこのような生きる力といのちの感覚を育て養っていくことが、コロナ後の世界を生きていくにあたってとても大切なことと思います。幼児期では、これらの感覚は遊びの中で養われます。一生懸命遊びこむことで、子どもたちは身体と頭を使い、観察をし、工夫をし、感覚を磨き、感情と情緒を養います。また、遊びの中で人間関係をつくり、ルールを学び、環境や自然を知り、工夫し、何かを創り出していくことを学びます。
物事に対する関心や興味、愛情もこの中から生まれ、受け入れる力、積極的に取り組む力も生まれます。
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 園生活のリズムを取り戻しながら、何事も新しい気持ちで自信をもって取り組む。 ☆ 友だちに思いや考えを伝えたり、相手の気持ちを聞いたりして、繋がりを感じる。 ☆ 共通の目的に向かって、みんなで取り組む楽しさを味わう。 ・運動会を楽しみに待ち、自分の力を充分に発揮して自信につなげる。 |
・きみがすきだって ・ハッピーチルドレン ・あおいそらにえをかこう |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 園生活のリズムを取り戻し、見通しをもって生活する。 ・夏休みの経験を友だちや保育者と話したり、聞いたりする。 ☆ 運動会に向けて、みんなで力を合わせて期待を持って取り組む。 ・みんなと一緒に活動を楽しみ、戸外でのびのびと体を動かして遊ぶ。 |
・きみがすきだって ・おはようクレヨン ・うちゅうせんのうた |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 園生活のリズムを取り戻し、安心して過ごす。 ・1学期の遊び、生活を思い出し、友だちや保育者と楽しく過ごす。 ☆ 活発に体を動かし、戸外で遊ぶ。 ・はじめての体験や、行事を思い切り楽しむ。 |
・きみがすきだって ・うんどうかい ・はしるのだいすき ・いぬのおまわりさん |