年間主題
聖句「主がすべての災いを遠ざけて あなたを見守り あなたの魂を見守ってくださるように。あなたの出で立つのも帰るのも 主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。」詩編121編7~8節 12章26
「神は主を復活させ、また、その力によってわたしたちをも復活させてくださいます。」
コリントの信徒への手紙Ⅰ 6章14節
園長 藤崎 義宣
-年のおわりに
2月の発表会、そして卒園遠足も終わり、いよいよ本年度最後の月である3月がやってきました。寒さの中にも春の明るい日差しを感じます。次第に明るくなってくる日差しの中で部屋の中で、子どもたちには園庭で最後まで遊びこんでほしいと思います。
今年度が始まって、今まで子どもたちは大きく成長をしました。一番小さい年 少 組のお友だちたちも顔つきや態度はすでに年中組のお兄さんやお姉さんのようになってきています。だんだんと頼もしくなってきました。年中組のお友だちたちもだんだんと落ち着きを増し、少しずつ何をやるにも自信のありか を感じさせるようになってきています。
年長組のお友だちたち、この学年は入園した時からコロナの影響のもとにまるまる3年間を過ごしてきました。コロナとの付き合いも皆がどうしたら良いかわからない中、始まり、不安や緊張の中から始まった幼稚園生活。そんな中見事に幼稚園生活をおさめて、小学校に羽ばたいていきます。下の学年の子どもたちにとっても、よきお兄さんお姉さんとして一緒に行事に参加し、遊んでくれました。
9月に行われた運動会では、組体操やリレーでたくましく元気な、そしてみんなで心と力を合わせた姿を見せてくれて、 見守る大人たちにも勇気や元気を与えてくれました。クリスマスのページェントも見事でした。みんなが巣立ってしまうと寂しい気がしますが、それでも大きな可能性を秘めて踏み出す大きな一歩に拍手を送りたいと思います。
日本や先進国は人口減少の時期を迎えました。いよいよ出生数が全国で80万人を切る時となりました。これからもこの傾向は続くでしょう。こひつじ幼稚園も保育環境やクラスの適正化を考えて、4月から1学年1クラスの編成となります。子どもたちもこれから、人口が収縮し、人口が毎年拡大していった時代とは違う意識や環境、価 値観の中で生きていくことになります。人間の自然の感情として、不安や寂しさを感じてしまいますが、ゆったりとした空間の中で、少人数だからこそきめの細かい丁寧な教育がおこなえる、配慮とゆとりの中で生まれる人格や文化があるのも事実です。集団と個人、人間関係の濃さとゆるさ、そのようなバランスの中にある教育・保育を充実していくことが大事です。
小さなこと、身近なことの中に新しい価値や豊かさを見出し、日々の生活を豊かに感じ、幸せ感や感性の豊かさ、人間関係の深まりとやわらぎ、安心感を大切にしていくことが大切になってきます 。工夫の中で、物事を見る目を養い、深まっていくことで生き方がどんどん多様になり、豊かになっていくことでしょう。
季節は冬から春へ。イエス様の十字架の復活の出来事の中で、自然も人も、子どもも大人も、古い自分に死んで、新しい自分として生まれ変わり、変化し、成長していきます。
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 残り少ない園生活を友だちと一緒に充実して過ごそうとする。 ・お互いを認め合いながら今までしてきた遊びにじっくり取り組む。 ☆ これまでの園生活をふり返りながら、自分たちの成長を感じ、小学生になることに期待をふくらませる。 ☆ 卒園に向けた色々な行事や活動を通して、周りの人への感謝の気持ちを持つ。 |
・やさしいめが ・今まで覚えた歌をたくさん歌います |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 神さまの守りの中で大きくなったことを感謝する。 ☆ 友達と一緒にイメージを共有して活動する楽しさを感じる。 ☆ 進級に喜びや期待を持って過ごす。 ・年長児へありがとうの気持ちを込めて、活動に取り組む。 |
・やさしいめが ・たのしいね ・大きい木 |
保育内容 | 今月の歌 |
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☆ 神様に守られて心も体も大きくなったことに感謝する。 ☆ 自分たちの成長に喜びを感じながら進級を楽しみに待つ。 ☆ 1年間友だちと共に過ごしてきたことを振り返り、充実感を味わう。 ☆ ありのままの姿を出し合い、受けとめ合いながら心ゆくまで遊ぶ。 |
・やさしいめが ・大きい木 ・あらどこだ |